Q&A

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水彩画Water Color Painting

何か絵の趣味を持とうと思いますが、油絵じゃなきゃ本格的には楽しめませんか。

誰もが一度は描いたことのある水彩も奥が深く、色々な表現を楽しめます。

絵を始めようと思ったら油絵ということはありません。
学校時代、美術で手にしたことのある水彩にも透明水彩、不透明水彩の絵具の違いがあり、簡単に始められしかも奥が深いということでは一生の趣味として向いていますね。
必要な画材の種類も油絵に比べて少なくて済みますし、スケッチ旅行なども手軽に楽しめます。水彩から始められてはいかがですか。

透明水彩か、不透明水彩か、どちらから始めようかと迷っています。

どちらからでもいいのですが、あなたが描いてみたい絵や好きな画家によって決めてみたらいかがですか。

例えば、デュフィやセザンヌのように軽くて淡いタッチの絵を描いてみたいのなら、透明水彩。ゴッホやルオーのように重厚な感じの絵を描いてみたいのなら、不透明水彩と言う具合に自分の好きな作家を思い描いて決めるのも一つの方法です。
透明も不透明も基本的には同じ成分なのですが、メディウムの量の違いが透明/不透明の差になって現れます。
透明水彩は色付きのセロファンのようなもので下の色が透けて見えますから、重ねると面白い表現ができますがあまり多く重ねすぎると透明感を失いますので、注意が必要です。
逆に不透明水彩は色紙を重ねて置くようなもので下の色を覆い隠してしまいます。油絵のような重ね塗り・厚塗りも楽しめます。

水彩絵具には様々なセットが出ていますが、最初はどれくらいの色数を揃えればいいでしょうか。

まずは10~12色セットから始め、必要に応じて買い足していくとムダがありません。

確かに沢山の色が揃っているといいのですが、最初は基本の色を使いこなすことの方が大切です。
各メーカーから、基本セットが出ていますので、まずそれを使いこなし、必要に応じて買い足していけばムダがないと思います。

水彩絵具の筆はどういったものを揃えればいいでしょうか。

軟毛が基本です。数よりも質を重視して用意しましょう。

油絵具と違って、そう多く用意する必要はありませんから、品質のいいものを揃えることをお勧めします。
丸筆を3~4本(3、6、10、14号くらいが適当)揃えておけばたいていの場合間に合います。
毛質は、不透明水彩用に豚毛もありますが、透明水彩はイタチ、馬、鹿などの軟毛質を使います。
最近は合成毛もありますが、本格的にやるなら、コリンスキー、イタチ、テンなどを総称したセーブル毛のものをお勧めします。

水彩は紙の選択が重要だと聞きましたが、初心者に向いた紙はどういうものですか。

水彩画専用の用紙で、中目から粗目、やや厚手のものの方が描きやすいと思います。

水彩は画用紙ならどんなものでも描けますが、やはり水彩紙が描き心地や発色の面で優れています。
本格的には水張りをして使いますが、紙の一辺または4辺をのり付けしたブロックや厚紙の表面に水彩紙を貼ったボードは手軽に描けて便利です。

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