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1977年鹿児島県生まれ。
佐賀大学文化教育学部美術課程卒業。
卒業後ペット関連企業を経てフリーに。
全国的に展覧会や絵画教室開催中。
著作「身近な動物の似顔絵レッスン」など。
これまで取材したプロ

机は片時も離れないパートナーです。

コラージュは20世紀初頭、既成の芸術に対する反抗から生まれた画期的な技法です。印刷物を使って貼るところに深い意味があります。最近は印刷物を使うコラージュ画家が少なくなりました。長友心平さんは、その中ではコラージュの王道ともいえる原点を貫いている画家です。その真摯な姿に深く感動しました。

・まずお子さんの頃のことを。
長友「2〜3歳くらいから絵が好きで、チラシの裏とかに暇さえあれば描いていましたね。父が造園業をしていた関係で、父が描く庭園のスケッチなどを見て育ちました。画材も豊富にありました」
・どんな絵を?
長友「漫画が多かったです。自由に線を描き、その中から何かの形を選び出すゲームのようなこともしました。小学校、中学校では剣道をやってきましたが、美術や図工も好きで、写生大会は楽しみでした」
・美術への自覚は?
長友「中学校時代にすでに意識はあり、美術が盛んな高校に進学しました。このころは油絵もやっていました。先生の指導もあって美大を目指すことになりました」
・大学では?
長友「教育学部で彫刻を専攻しました。その後2年ほど休学して、鹿児島から北海道まで自転車で旅行したり、東京で生活したりしましたが、いろんな人に会うことで自身の制作以外に絵の楽しさを伝える大切さを感じ、教育学部で学んだことが今に生きました。絵の楽しさを教える力を身に付けたように思います。卒制では大型のオブジェ制作と、佐賀のシャッター街を活性させるため、昔からのお店の人たちの似顔絵を300軒以上描いて展覧会を開きました」
・卒業してからは?
長友「休学中に東京の井の頭公園で似顔絵を描いたりしました。それがきっかけで、卒業後ペット関連企業で犬や猫の似顔絵を描く仕事に就きました。その後フリーとして独立し、必死に売り込みを続けました」
・当時使用していた画材は?
長友「元々油絵をやっていましたが、もっと早く描けないかなとアクリル絵具を使いました。重厚感が出せるのと色が鮮やかなのが自分に合っていると思います。似顔絵ではとにかく枚数を重ねることでスピードアップを目指しました」
・コラージュはどうして?
長友「コラージュは粘土を触っている感覚なのですね。制作している手応えが感じられていいです。なので基底材はしっかりとしたキャンバスを使います。絵画教室でも絵を描くのは苦手な人も貼るのならできるという人は多いので題材に使います」
・これからの夢を。
長友「海外や異文化に触れて絵を描きたいです。海外での活動もしたい。2011年から関わってきた東北や故郷の九州でも、アートで街が元気になる活動を続けたいです」
・ありがとうございました。


*編集部より*
長友心平さんのサイトがあります。ご覧ください。
http://nagatomo-shinpei.jimdo.com/

「コラージュはジグゾーパズルのような気がして楽しいです」