backnumber  
 
 
広島県呉市生まれ。
1995年、11年勤めたマツダを退職し上京。
セツ・モードセミナーを経てザ・チョイスで受賞。
その後フリーイラストレーターに。
2017年「ブータン展」アートディレクター。
これまで取材したプロ

机は空想の世界を広げてくれる場所。

アクリルガッシュの世界は作者の心がそのまま反映される場所といわれています。描き方だけでなく何を描くかが、作品の評価を決めます。松尾たいこさんの作品には現実と非現実が重なり合って、不思議な世界が表現されています。イラストや執筆で忙しい中、時間を割いて松尾ヒストリーを語っていただきました。

・お子さんの頃は?
松尾「幼稚園のころは外で元気に遊ぶ子でした。絵本と出会ってからは、その世界に浸りインドアな少女になりました。特に、水森亜土さんの絵に引き込まれました」
・絵を描くほうは?
松尾「本を読むのが好きでした。すっかりインドア派になっていたので、絵も描いてはいました。中学の頃は美大も意識の中にありました。ただ、プロになろうとかの覚悟はありませんでしたね」
・イラストの世界へは?
松尾「広島で自動車会社のシステムエンジニアの仕事に就いていました。絵を学ぶためにまずカルチャーセンターに通いました。11年後に退職し、本格的にイラストの道に進むため上京しました。セツ・モードセミナーに入学し、一日中絵と向き合っていましたね。いい仲間もできて、私もイラストレーターになれるかなと思いました」
・そこで開花した?
松尾「いえ、そこではあまり認められなかった気がします。その後、福井真一先生の教室に通い、やっていく自信を持ちました。そこから個展の開催や雑誌社等への売り込みを展開しました。雑誌のコンクールに入選し、本の表紙の仕事を手始めに、イラストレーターとしての活動に入りました」
・アクリルガッシュとの出会いは?
松尾「最初は水彩やアクリル絵具を使っていました。とにかくきれいな色を出したいということでアクリルガッシュを使い始めました。最初はその違いがよくわからず、描いていくうちにアクリルガッシュの特徴を捉えられるようになりました」
・基底材とかモチーフは?
松尾「紙はアルシュを使っています。しっかりしていて発色がいいです。私にとっては塗りやすい紙です。風景画を主に描いていましたが人物も描くようになりました。本の仕事が多く、小鳥とか動物も描きますが、花などの植物も描きます」
・最近のことを。
松尾「アクリルガッシュに飽きてきたときに陶芸を始めました。今は福井にもアトリエをかまえています。ブータンに行ったりする機会にも恵まれました」
・これからのことを。
松尾「皆さんに5年以内にニューヨークで個展をしたいと宣言しています。まずこれを実現したいです。それと神社というか、日本の神話に興味があり、古事記などを元にした絵本などを作りたいです」
・ありがとうございました。


*編集部より*
松尾たいこさんのサイトがあります。ご覧ください。
https://www.taikomatsuo.com/

「絵を描くことは生涯続けたいです」

「Gentle breeze #15」
「ブータンの犬たち」
 
「平ら山を越えて」