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1975年富山県生まれ。
1998年東京デザイナー学院卒業。
卒業後フリーでイラストやキャラクター制作。
会社に入社しキャラクターなどの商品開発。
幅広いメディアでの活躍が目立つ。
これまで取材したプロ

机は姿勢を正される所です。

アクリル絵具は直感的に使える絵具です。小さなイラストから大きな壁画までその応用範囲は広大です。それを一人でやる作家の方がいます。mariさんはキャラクターから壁画、フェイスペインティングまでこなすアクリルマルチアーチストです。柔軟な発想力と独特な表現力、朗らかな人柄に引き込まれました。

・子供の頃のことを。
マリ「とにかく思い付いたら即行動する子でした。小学校の低学年の時に外を見ていて天気がいいから遊びに行くと言って先生を困らせたりしていました。絵は好きでした」
・絵とのつきあいは?
マリ「いろんなことをしましたが絵画教室だけは中学まで止めず、写生大会で賞をとったりしました。親が外国の絵本を読ませてくれたことが影響していたのだと思います」
・イラストへの道は?
マリ「高校のときにファッションの世界に行きたくて親に頼みましたが、才能がないからと反対されました。それじゃ卒業したら結婚しようかと思い、とりあえず化粧品の販売を半年ほどしていました。そのときに親が病気になり、きちんと勉強しようと上京しましたが思いつきでデザインの道を選びました」
・それからは順調に?
マリ「アクリル絵具と出会い、とにかく大きい絵が描きたかったこともあって卒制では巨大な壁画にチャレンジしました。ディズニーが好きでそれに触発されてキャラクターがいっぱいの作品を制作しました。その気持ちは今も変わっていません。学生時代からいろいろな仕事をしました。その延長で卒業後も壁画や雑誌のカット、ウィンドウディスプレイ、フェイスペインティングなどをやりました」
・なぜアクリルを?
マリ「感触が好きです。光沢の感じとか本当に好きで。私にとって絵は呼吸と同じで、描くということが当たり前なのですね。アクリルはそれに向いています。私は下描きなしで描き始めますが、アクリルはそれを可能にしてくれます。身の丈にあった絵具です」
・描くものは?
マリ「キャラクターものが多いです。壁画などもイラストというよりキャラクターに近いです。私の中ではアナログもデジタルも関係なく描ければいいと思っています。考えすぎると良いものが描けないので、考えないで、わざとらしくならないことを気をつけて描いています」
・これからのことを。
マリ「これまで夢を一つ一つ形にしてきました。夢を持たないと何もやらない人間であることを自覚しています。まずは、楽しいことをやりたいです。自分のパフォーマンスを生かせる仕事をしたいですね。異なるジャンルの人が集まって何か面白いことができたら最高です。イラストにこだわらずもの作りをしたいです」
・ありがとうございました。


*編集部より*
mariさんのサイトがあります。ご覧ください。
http://mari-illustart.wix.com/happinessmarket

「基底材は単調にならない凹凸のあるキャンバス地です」

「アニマリーランド」
「まさに妄想かもしれない:-)!」
 
「LOVE and PEACE」
「めひの野園 スクールバス」