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1984年神戸市生まれ。
2004年大阪デザイナー専門学校卒。
2009年拠点を関西から東京に移す。
書籍や雑誌などのイラスト、映像演出などを手がけるクレパス画家。
これまで取材したプロ

机は家族の一員のようなものです。

クレパスは子供のものという既成概念がはびこっていますが、実はヨーロッパでは芸術作品が頻繁に制作されています。日本では本格的なクレパス画家は少ないのですが、コンドウカヨさんはその一人です。美しい配色、深みのある塗り方、これがクレパスの本当の姿だと教えてくれているような作品です。ワクワクが伝染してくるような方でした。

・子供の頃はどんなことを?
コンドウ「運動神経が鈍かったので、絵を描いているぐらいしかやることがなかったですね。両親ともに美術とは関係がなかったのですが、自由に描かせてくれました。マンガが好きで、マンガの模写とかをよくしていました」
・小中学校では?
コンドウ「美術部に入っていました。勉強の成績がイマイチだったこともあり、進学に関しては決まったものがなかった。そんなとき、仲のよい友人が工業高校のデザイン科の情報を持ってきて、そういう道もあるのかと進学しました」
・高校でイラストの道を?
コンドウ「3年間グラフィックを学びましたが、グラフィックとイラストの違いすらよく理解できていないのが現実でした。とにかく先のことまで考えていなかったですね。イラストを意識したのは、デザインの専門学校に進学してからです。描くことが楽しかった」
・イラストレーターになったのは?
コンドウ「専門学校では絵本を専攻していましたが、なかなか仕事には結びつかないので、イラストの仕事を目指しました。就職先がないのでフリーからのスタートでした。といってもチラシやショップカードのデザインの仕事が中心でしたが」
・クレパスとの出会いは?
コンドウ「私、筆を使う水彩のような画材との相性が良くないんです。専門学校で絵本を制作しているとき色鉛筆で描いたラフが評価され、こういうのでもいいんだと思い、クレパスを使うようになりました。その後クレパスばかり使っています」
・クレパスの良いところは?
コンドウ「絵具は水や筆が必要ですが、クレパスは紙さえあればどこでも描けます。たとえミスしても、削る、こする、乗せるでクリアできるところがすごいです。基底材もそんなにこだわりません。でこぼこしていればほぼどんな水彩紙でも描けます。紙の目も塗りつぶすので周囲で簡単に手に入る紙で十分なのです」
・モチーフは?
コンドウ「風景を中心に描いていますが抽象画も描きます。特殊なものは映像の背景を色面として着彩することもあります。クレパスのムラは絵具のと違い、魅力的な味となり、それを生かすことが仕事といえます」
・これからの夢。
コンドウ「もっと多くの人にクレパスを知ってほしいです。そのための動画をどんどんアップしたいです」
・ありがとうございました。



*編集部より*
コンドウカヨさんのサイトがあります。ご覧ください。
https://kayokondo.jimdo.com

「基底材に直接塗るようなクレパスとは相性が良いのです。関西は出版社も少なく、時々仕事を求めて上京しました。そのうちに住んでしまった方がいいと思い、活動の場を東京に移しました」

「瞽女(ごぜ)」
「モンゴル」
 
「日月潭(台湾)」