backnumber  
 
 
1956年東京生れ。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
89年有限会社斉藤好和商店設立。イラストやグラフィックで活躍中。
e-spaceに所属。各方面で教鞭をとる。
これまで取材したプロ

机は絵を描くことが誘発される場所。

粘土を使った立体イラストは3DCGでは表現できない物質としての存在感があるといわれています。作るのに苦労しても人に与えるインパクトが大きいのです。斎藤好和さんの朗らかでウキウキさせる立体イラストには熟練ならではの技術が使われています。これからこの世界にもっと注目したいと思いました。

・どのような幼年時代?
斉藤「絵が好きでしたね。漫画に近い絵を描いていました。絵画教室に通ってはいましたが、特別に意識していたということはなかったです」
・絵を意識したのはいつごろ?
斉藤「中学校では美術は最悪で、それは高校に行っても変わりませんでした。父親の希望もあり理系の大学への進学を目指していましたが、部活の会報を作る時に表紙や中身の制作を担当したりしました。受験に失敗し浪人中にグラフィックデザインの入門書に触れ、方向転換しました。自分にもできそうな気がしたというところでしょうか」
・大学では?
斉藤「まだ、グラフィックとかイラストの仕事がどういうものか分かってはいなかった。そんな中友人の影響もあって、より仕事としてやって行けるジャンルとしてイラストを捉えるようになりました」
・就職は?
斉藤「自分の中に自宅で仕事をしたいという気持ちがあり、イラストレーターという仕事はそれに適していたといえます。フリーで始めましたがなかなか仕事がもらえませんでしたが、自宅というのが強みでした」
・立体イラストへの道は?
斉藤「最初は鉛筆画などをやっていましたが、他のタッチを探しながら挿絵などの仕事をしていました。当時あまり人がやっていない立体イラストに注目しました。熱線カッターで自由に切れる発泡スチロールやスチレンボードとの出会いが大きかったですね。粘土との併用でイメージした立体作品を制作し始めました」
・それからは順調に?
斉藤「立体イラストに着手したことによって仕事は増えました。制作には時間がとられますが、立体としてのメリットも大きく、アングルを変えることによって使い途が広がります。一時は休む時間もなく制作することもありました」
・現在は?
斉藤「バブルがはじけてから状況は変わりました。手作りはお金がかかるということで敬遠される様になったのですね。いまは、2Dの作品にシフトしています」
・立体イラストの面白さは?
斉藤「周囲にあるもの何でも使います。粘土を固め何度も焼いたりしながら、磨きを掛け、最後にアクリルガッシュで着彩しますが、作ってい手応えがあり楽しいです」
・これからの夢を。
斉藤「絵本を出版したいですね。絵本は形として残せますから」
・ありがとうございました。



*編集部より*
斉藤好和さんのサイトがあります。ご覧ください。
https://y-saito.jimdo.com

「立体イラストは作るときの目線をどうもっていくかをまず考えます。アングルによって表情が変わります。バーツに分けて作るのですが、パーツを交換すると雰囲気もガラッと変化するところがいいですね」

「いながわパークタウン」
「林間学校」
 
「アムラックス」
「太極拳」