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台湾生まれ。東京デザイナー学院GD専攻卒業。 台湾電通を経て2000年にフリーに。 広告、雑誌、単行本、新聞などに作品を提供。 taipei101のショッピングモール、絵本で活躍。  
これまで取材したプロ

机は頭にあるものを手で移す場所。

もう一つの自分の世界を、決して夢物語としてではなく、現実感のある生きざまを見せる人を描くことで、多くの人の共感を得るイラストがあります。そこには作者の人生観がにじみ出ています。作品の魅力は、作者にあることを教えてくれます。台湾のトップイラストレーター・リンイフンさんの東京での仕事場に、旧正月の日に訪ねました。

・小学生のころから絵を?
リン「どちらかというと、物静かで恥ずかしがり屋だったと思います。そういう少女は絵を友達にすることが多いのではないでしょうか。私の場合は2歳ぐらいから絵を描いていました。小学校では、毎年のように絵のコンクールに入選していました」
・どんな画材で?
リン「クレパスとマーカーが中心です。台湾では、小学生は水彩絵具などのほかマーカーをよく使います。のびのびと描ける画材が好きでした」
・いつごろから絵の仕事を意識した?
リン「高校に入学するときですね。そのため日本の高専と同じ5年制の美術系の学校に通いました。グラフィックを専攻したかったのですが、純粋美術をとりました。今から思えば、それが現在の仕事に生きていると思います」
・卒業後、イラストレーターに?
リン「いえ、台湾の広告代理店に勤務し、デザインとかイベント企画の仕事に就きました。そこにいたニューヨーク帰りの先輩がいて、自分が長年抱いていた、日本への留学を決意しました。それから働きながら日本語を学び、1年後日本へ留学しました。表現技術はすでに台湾で学んでいた私は、日本の専門学校で、発想法を学んだ気がします。留学を終え、台湾電通に就職し3年間広告のデザイナーとして勤務しました。勤務しながらイラストの仕事を開始し、退職後に備えました」
・フリーになって使った画材は?
リン「フリーになってからは雑誌や単行本の仕事をしました。特にファッション雑誌のイラストや本の表紙の仕事が多くなっていきました。私が使ったのは、当時誕生して間もないアクリルガッシュですね。重ねて、下の色との影響が少ないのはアクリルガッシュです。速乾性なので作業がスピーディに行えます。画肌も滑らかできれいです。特に発色が印刷との相性も抜群です」
・コラージュもされていますが。
リン「はい、着彩部分とコラージュ部分をうまく融合させるようにしています。コラージュは楽しいですね」
・これからの夢を。
リン「日本でも絵本を出版したいです。それと、台湾にイラスト専門のギャラリーを作りたいです。若いイラストレーターの登竜門となるようなギャラリーです」
・ありがとうございました。

 

*編集部より*
リン・イフンさんのHPがあります。ご覧ください。
http://www.efen.com.tw

 

 

「自分の気持ちを反映させながら描いています」

 

雑誌「VOGUE Taiwan」イラスト

 

エステSOCIE イベントグッズ用(マグカップ)

 

絵本「オリーブの屋根」