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1959年岐阜県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。グラフィック・クリエーター。「ウゴウゴルーガ」(CX)などでCG担当。95年製作会社ムームー設立。  
これまで取材したプロ

机は向こうの世界とリンクされた窓。

ゲームと絵本の世界を行き来する自由な旅人がいます。共通点は、両者とも人が遊べる夢のような空間の表現です。森川幸人さんは、豊かな表現力を武器に、ユニークなキャラクターたちを活躍させます。森川さんのボールペン画は、ラフスケッチでもするかのように、自由な線で描かれています。ユーモアと優しさ、森川さんの描くキャラは、森川さんそのものでした。

・絵を描くのは好きだった?
森川「そうですね、絵を描くのは好きでした。絵というより、授業中に落書きに熱中していた、と言った方がいいです」
・専門の道へは?
森川「時代がちょうどスペシャリストを目指そうみたいなところがあって、自分も芸術というか、落書き好きかも、と急に決めて大学に進学しました。そこでは油絵を専攻したのですが、あの時間がかかる塗り方と相性が合わず、結局イラストの世界に進みました」
・プロの仕事には?
森川「卒業してから、雑誌のカットや挿絵を描いていました。そうしているうちにコンピュータと出会い、そちらに引かれていきました。テレビがらみの仕事でCGを担当しているときに、ゲームのプロデューサーに出会い、ゲームの世界に足を踏み入れました。最初は、ゲームの絵を担当ということだったのですが、今では企画から、キャラクター設定まで全てに関わっています」
・ボールペン画を始めるきっかけは?
森川「これまで、絵を描くといえば、専用の画材で描いていました。画材以外のもので描いてみようと、文房具に目を向けたらボールペンがありました。よく絵を描いていると、真夜中に画材がなくなったりしますが、画材店は真夜中はやっていない。ボールペンなら、近くのコンビニに売っています。こんな便利なものどうして気が付かなかったのかと、そんな感じでしたね」
・ボールペン画の絵本のことを。
森川「ボールペンはどこでも描ける、いつでも描ける、どこにでも売っている、という自分にピッタリのものでした。それを使って無印のノートに落書きのように描いてました。思い浮かぶまま頭に浮かんだ映像を写し取る、という感じで描いていたものが、かなりたまったので、絵本にまとめました。もちろん、ストーリーというか、関連づけをして足りない絵を補充したりして完成させました」
・線画は大変ですが。
森川「ウワーっと描けるところがいいです。ストレートに気持ちをぶつけられます。それと、インクの匂いが気持ちいいですね。大きな絵を描くと、1作品で30本ほどボールペンを使います。絵本はこれからも描きたいです。それと陶芸もやってみたいです」
・ありがとうございました。

 

*編集部より*
森川幸人さんのHPがあります。ご覧ください。
http://www.muumuu.com/

「手の感触が残るのがいいですね。」

 
「私から生まれたある種の実態」
 
「配達」
 
「一つになる」