backnumber  
 
 
 
1971年生まれ。奈良県出身。大阪成蹊女子短期大学デザイン美術科卒業。出版社などを経てフリーに。著書に「初めて描く水彩色鉛筆」「いつも一緒!水彩色えんぴつ」がある。
これまで取材したプロ

机は家族が集まり楽しむ場所です。

 現在広く使われている画材と、そうでない画材というのがあります。手軽で面白い効果が得られる水彩色鉛筆は、後者に属しています。そのユニークな表現は、一見して水彩画であり、しかし水彩には出せない線状のタッチが描き込まれています。石川道子さんの作品には、美味しそうな食べ物がよく描かれています。水彩色鉛筆ならではの存在感が石川さんの絵から伝わってきます。

◎子供の頃はどんな子でしたか?
石川「とにかく、絵が好きで、気が付くと絵を描いていました。紙だけでなく壁とかにも絵を描きまくっていましたね」
◎高校では美術部とか?
石川「いえ、部活とかはしていませんでした。でも、打ち込むというか、集中できるものが欲しくて、画塾に通い絵を勉強しました。この画塾は美大受験が目的の所でしたので、基本としての鉛筆デッサン、石膏デッサン、色彩構成といった勉強が中心でした」
◎その後は?
石川「短大に進みデザインと美術を専攻しました。ここでは広く浅く学ぶことができ、いろいろな画材を体験できました。その頃は油絵が中心でしたね」
◎水彩色鉛筆との出会いは?
石川「水彩色鉛筆は短大時代に体験していましたよ。短大を卒業して、出版会社でグラフィックデザインの仕事に就きました。その傍ら、趣味で絵を描いては、ギャラリーカフェで個展をしたりしていました。その後に別の会社に移り、やがて結婚。それからですね、本格的に絵に専念したのは。その時、メインに使い始めたのが水彩色鉛筆です」
◎なぜ、水彩色鉛筆なのですか?
石川「油絵をやっていて、より細部を描き込みたいのですが、なかなか思うようにいかず、色鉛筆にしました。水彩色鉛筆は、場所を取らず、水彩画も描けます。1本で色鉛筆画と水彩画が楽しめるのですから、便利です。普段は、水彩色鉛筆か水彩で描いています。基底材はスケッチブックを使っています」
◎モチーフは?
石川「静物画が好きです。中でも、食べ物をよく描きます。果物やお菓子は描いていて楽しいです。特にパンは好きですね。柔らかな材質感を出すのに興味があります。あとは花です。今のところ人物はあまり描きません」
◎現在の仕事は?
石川「今、子育ての最中でなかなか制作に専念することができません。カルチャーセンターの講師も中断しています。Webの仕事が主になっています。とにかく、作品をたくさん描きたいのですが」
◎これからの夢を。
石川「ボランティアで多くの人に絵を教えたいです。また、絵を病院に飾ってもらって患者さんを励ませたら、幸せです」
◎ありがとうございました。

 

 

*編集部より*
石川道子さんのHPがあります。ご覧ください。
http://www.ii.e-mansion.com/~coule-cla/

「明るい絵が好きで、食べ物をよく描きます」

 
本の表紙のためのイラスト
 
本で使用したイラスト
 
「いつも一緒!水彩色えんぴつ」河出書房新社