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色鉛筆のように細かく表現できるパステル!!
色の伸びの良さを誇るパステル鉛筆を発見!!

パステル画をやっていて、細部の描き込みの難しさを痛感します。そんなとき、パステル鉛筆のありがたさを知るのです。 

 パステルは、スティック状になったものが一般的です。実は他にも、粉末になっているものとかもあります。特徴として、細密に描くのが難しい画材です。そんな、パステル画をサポートするのがパステル鉛筆です。
 言うまでもなく、パステルを鉛筆にしたのがパステル鉛筆です。パステル鉛筆はヨーロッパの画材メーカーから何種類か市販されています。それぞれに特徴があります。今回紹介するのは「ヴァンゴッホパステル鉛筆」です。他のメーカーのものと比べ、明らかに違うのは芯の固さでした。
 ヴァンゴッホのものは、伸びのいいソフトなパステルで、多分ギリギリまで柔らかくしたのだと思います。鉛筆にするには、ある程度の固さが必要ですから。固すぎると、色の伸びが悪くなります。直接線を引くと、その線の痕が残ってしまいます。その点、ヴァンゴッホはすごい。綿棒で伸ばすと、痕がきれいに伸びて消えてしまいました。
 伸ばしに、指と綿棒を使いました。特に綿棒でのソフトな伸びが目を引きました。そして特筆すべきことは、色の褪色が美術館照明の下なら25年以上変化しません。さらに45色中21色が100年褪色しないのです。これは品質の良さを表すものです。 
 小型の比較的細密の絵を描いてみましたが用紙に対して、色付きの良さは鉛筆と思えないほどのものでした。もちろん、パステル画として大作にも挑めます。
 今回使用したのは30色セットですが、ヨーロッパ製には珍しくピンク系の色が充実していました。

15色セット 3,150円

 

1.ヴァンゴッホパステル鉛筆は、先端をシャープにして、筆圧を強めなくても、きれいな線が引ける。(1本単価210円税込み)

2.綿棒で軽くこするだけで、色はスムーズに広がっていく。伸ばした所は線の痕も残らないぐらい滑らかに伸びる。

     

3.普通のパステルでは不可能な細部の描き込みは、先端のシャープさを利用すれば、驚くほど明快にできる。