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1934年金沢生まれ。
59年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒。
八欧電機(現富士通ゼネラル)などを経て、
Finlandに研修留学。イラストレーター。装幀画や挿絵、著作も多い。
これまで取材したプロ

机とはアイディアが展開する場所。

マーカーは速乾性で独特の滑らかな表現ができます。かつてはスケッチやレンダリングに活躍しましたが、最近ではマンガ等の表現に限定されてきた感があります。清水吉治さんはマーカー画の世界的な権威で、教え子は海外にもおり活躍しています。清水さんに最高レベルの技術の一端を見せていただきました。

・幼少の頃から。
清水「生まれは長野なのですが、成長したのは金沢です。とにかく絵が好きでいつも時間さえあれば描いていました。家の中で描くだけでなく外での写生も好きでしたね」
・どんな絵を?
清水「自己流ですが、水彩画を描いてました。小学6年のとき図画工作の作品で表彰されたこともありました。その影響か中学では美術部に入部し静物とか風景を描いてました」
・どの辺でイラストに?
宇野「高校の頃、手塚治虫のドキュメンタリーをたまたまテレビで見て、漫画家になるには相当の覚悟が必要ということを知りました。それからイラストの道を考えるようになりました」
・高校でデザインへの進路を?
清水「高校は工業高校でした。エンジニアになるための勉強をしていましたが、工業デザイナーへの夢が膨らんでいきました。それで金沢美大に進学したということです」
・美大では?
清水「尊敬する先生方から影響を受けました。ポスターカラーの時代でしたが、水彩や色鉛筆でスケッチを制作していました」
・マーカーはその時に?
清水「いや、当時はまだマーカーは出現していません。私がマーカーと出会うのは大学を卒業後デザイン事務所に就職し、フリーになってからです。アメリカのアートセンタースクールを卒業したデザイナーにマーカーの使い方を教えてもらいました。衝撃的でしたね。出会いが1967年ですからちょうど50年前です」
・当時のマーカーは?
清水「油性でしたね。その後、油性が体に良くないということでアルコールベースに切り換えられました。それによる技法の変化などはありませんでした」
・使用する用紙は?
清水「マーカーとの相性が良いコピー用紙をよく使います。イラストパッドも使いますが、マーカーの吸い込みがよく、しかもボカシができることがポイントです。厚口トレペとかベラム紙は裏側から見たとき滑らかな発色が得られます」
・主にどんなモチーフを?
宇野「幅広いですが、家電製品とか自動車などのスケッチが多いです。時には仏壇を扱ったこともあります。今はないが未来の形という意味でアドバンスデザインも手がけます」
・教育への貢献もありますが。
清水「マーカーは特殊な画材でしたので、指導の依頼が多く、企業や大学など幅広く指導に当たってきました。国内では芸大を初めほとんどの美大に行きました。中国での教え子の数もかなりの人数に上ります」
・これからの夢を。
清水「これまでにないものを描きたい。好きな登山も続けたいです」
・ありがとうございました。

 

「スピードが要求されるスケッチにはマーカーが最適です。実際の作業はマーカーだけを使うわけではありません。パステルや色鉛筆、絵具の白なども使います」

「アドバンスト・バイク」
「アドバンスト・プロジェクター」
 
「アドバンスト・クリーナー」